アレルギー検査

アレルギーとは

本来身体に無害であった物質に対して、身体が過剰な反応を起こしてしまうことをアレルギーと言います。
具体的には花粉や食べ物、ハウスダストなどに対して身体が過剰な反応を起こし身体の痒みや咳、くしゃみなどの症状を呈することです。
疾患や症状で言うならばアトピー性皮膚炎や蕁麻疹、口唇の腫れ、喘息などがアレルギーが関与する代表的なものです。

アレルギー疾患と採血アレルギー検査

アトピー性皮膚炎の児にアレルギーの検査を行うと多くの項目で陽性になります。ところが実際に食べたり接触しても症状が変わらない場合もしばしばで、逆に検査では陽性に出なくても実際に食べたり接触すると症状が出るケースもございます。
つまり採血による検査結果は参考材料とはなりますが、アレルギー物質を確定診断するものではないのです。

詳細は外来でご説明させていただきますが、アレルギーかどうかはこれまでの経過などの情報を総合して判断する必要があります。

採血アレルギー検査の検査項目や費用

検査項目

ハウスダストやダニ、スギやヒノキ、魚貝類や果物、豆類、卵、小麦など39種類を一度に調べることが可能です。

費用

3割負担の方で¥5,000前後

受診方法

予約制ではございません。直接クリニックにいらしてください。
※小児でアレルギー検査をご希望の場合は前もってご連絡ください。

結果説明

各項目の説明を記した当院オリジナルのリーフレットを用いてご説明いたします。

受診から診断の流れ

アレルギーの関与する皮膚疾患を疑い受診→問診により適切と思われる治療を提案→①湿疹が改善すれば経過観察/②湿疹が治らない、もしくは再燃する場合は血液検査によるアレルギー検査を行い、疑わしい食物や物質の除去を試みて湿疹の原因を探りつつ治療を進めます。
※最終的にアレルギーの原因食物を特定するには経口負荷試験を要します。

食物アレルギーと皮膚疾患

食べ物を食べて主に30分以内に、顔や身体に皮疹が出たり痒くなったら食物アレルギーを疑います。
食物アレルギーは0~1歳が最も多く年齢を重ねるにつれて治っていきます。小児期は卵、小麦、ナッツ類、果物、15歳以上ですと甲殻類に対してのアレルギーの割合が多いようです。

良くある質問

小児の食物アレルギーはいつ治りますか?

3歳ころまでに5割、小学校低学年までに8割以上治ると言われています。

食物アレルギーの原因物質が同定された後はどのような治療を要しますか?

小児の場合は、食物経口負荷試験の結果を踏まえ徐々に食べられる量を増やす治療が必要です。その場合は適切な医療機関をご紹介いたします。

食物アレルギーと間違えやすい症状はありますか?

有名なものでヒスタミン中毒があります。鮮度のあまりよくないマグロやサバ、カツオ、サーモンなどを食べた後に蕁麻疹などの症状を呈することがありますがそれがヒスタミン中毒です。一定期間以上保存することで魚の体内にヒスタミンという物質が以上に増えて、それを摂取すると蕁麻疹などのアレルギー様症状がでます。

アトピー性皮膚炎を悪化させる要因は?

通常要因は1つではなく複数の要因が重なり合っています。具体的にはダニやペット、ハウスダストや食べ物などのアレルギー物質からストレス、汗や体調不良などがあげられます。

食後、くちびるが腫れてきたのですが何かのアレルギーでしょうか?

口腔アレルギー症候群かもしれません。詳細はこちらを御覧ください。

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