とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひ(伝染性膿痂疹)について
ある種の細菌による感染症です。小児に多く「夏にジュクジュクした皮膚病変が広がった」パターンはまず本疾患を疑って良いでしょう。初診日に抗菌薬の内服や外用を開始して2~3日後に効果を確認します。改善がなければ原因菌を突き止めると供に有効な治療薬を選択する目的で細菌培養検査を施行いたします。その為に数回の通院が必要です。
当院の治療ポリシー
なかなか治らない場合や症状を繰り返している場合は創部からの細菌培養検査を行うことで感染している菌の同定、そして効果的な抗菌薬を選定し迅速な問題解決を心掛けます。
よくある質問
入浴に関して
発熱のない限りシャワーや入浴によって皮膚を清潔に保つことが重要です。また石鹸を使用して身体を洗ってください。浴槽につかる場合は上がる時に再度とびひの部分を石鹸で洗って下さい。
入浴後で重要なことはクーラーや扇風機の使用で部屋を涼しくして汗をかかせないことです。とびひは高温多湿の環境で悪化します。
登園に関して
患部を保護すれば登園も可能です。その際の注意点は厚くしっかり保護しないこと、このようにすることで患部が蒸れてとびひが悪化することが良くあります。
服装に関して
麻か綿の長袖・長ズボンが良いと思います。理由は通気性が良く掻き壊し予防になるからです。