ペインクリニック

※当クリニックの院長は皮膚科医でペインクリニック学会専門医の資格を取得している国内数少ない医師の一人です。そのため皮膚科領域に併せペインクリニック領域の診療を積極的に行っております。

ペインクリニックは「痛みの診断と治療」を専門とする診療科目です。その中でも当院では四十肩・肩こり・腰痛・首の変形からくる首~腕にかけての痛み・坐骨神経痛の5つを専門的に診ています。
診断・治療に関しては‘’直接確認する‘’ことにこだわっています。具体的には問診や触診、動作分析を基にエコー(超音波診断装置)やMRIなどの画像診断機器を積極的に用いることで筋肉や神経を直接評価し、痛みの原因部位を特定いたします。その後、エコーガイド下ハイドロリリース(筋膜リリース)や各種神経ブロック注射で痛みの原因部位に働きかけていきます。エコーガイド下筋膜リリースでは薬液で筋膜や靭帯の癒着が剥がれていく画像を患者さんと一緒に確認しながらの施術も可能です。
痛みの治療は日々進歩しており従来の鎮痛薬などでは十分に改善されない痛みも専門的な治療で最近は取り除くことが可能になってきました。適切な治療で痛みや生活の支障を軽減出来ることもありますのでまずはお気軽に御相談ください。

エコー(超音波診断装置)ガイド下ハイドロリリースとは

筋膜リリースとも呼ばれます。
慢性の肩こりや腰痛、四十肩など筋肉が固くなって起こる病態に有効な治療法です。寝違えやぎっくり腰にも有効です。具体的には筋肉や筋膜、神経周囲など、痛みやコリの原因となっている部位へエコー(超音波診断装置)を用いてうつしつつ、確実にその部位に薬液を注入することで身体の内部からつらい症状を改善いたします。
※施術部位によってはエコー画像を通して痛みの原因組織が改善されていく様子を患者さんにも確認いただけます。

施術実績
約120例(2022年10月〜2023年9月の実績)

サイレントマニピュレーション(非観血的肩関節受動術)とは

四十肩が原因で肩関節の動く範囲(可動域)の制限が強い方に有効な、比較的新しい治療法です。肩周囲に麻酔薬を効かせた後、肩を他動的に動かすことで可動域制限の原因となっている関節包という組織を医師が広げていきます。併せて関節包に炎症を抑える薬を注入し炎症を改善することで痛みを緩和していきます。

施術実績
約50例(2022年10月〜2023年9月の実績)

神経ブロック療法とは

別名‘’ブロック注射‘’とも呼ばれます。
首の変形からくる首~腕にかけての痛みや坐骨神経痛と呼ばれる臀部~下肢にかけての痛みなど、神経痛に効果を発揮する治療法です。 当院で行われる代表的なものに星状神経節ブロックや腰部硬膜外ブロックがあります。

施術実績
約700例(2022年10月〜2023年9月の実績)

このような疾患・症状でお困りの方に当科の受診をお勧めいたします。

  • 肩こり:マッサージに行くと「ガチガチに硬い」と言われる方。肩こりのせいで頭痛や吐き気がしたりする方。パソコン操作や家事など日常生活の作業が億劫になってしまう方。
  • 四十肩(五十肩):仕事や趣味のゴルフに支障を感じる方、洋服の着脱や髪を結うなど日常生活動作が大変な方。リハビリや肩関節の注射をしても十分に効果を感じない方にも対応いたします。
  • 腰痛:ぎっくり腰や椎間板ヘルニア、慢性的な腰痛で仕事や趣味に支障を感じている方。
  • 首の変形から来る痛み:首~腕にかけての痛みやしびれでお薬を使用しても十分な改善が認められない方。
  • 坐骨神経痛:臀部や下肢の外側の痛み・しびれが特徴的な症状です。お薬を使用しても十分な痛みの改善が認められない方や、趣味の散歩やゴルフで一定距離を歩くと下肢に痛みを感じ歩くのが億劫になるような方。

当院での治療方法のご紹介

肩こり

当院ではエコーガイド下筋膜リリースを中心に治療しています。


一般的な肩こりの原因は首の周りの筋肉です。具体的には肩甲挙筋、棘上筋、菱形筋、頭板状筋、頭半棘筋などです。押して痛みのある部位を確認するのに加えて、どのような動作で痛みがでるのか、エコー画像でいずれの筋が発痛源なのか目安をつけます。その後に生理食塩水を用いて筋膜のリリースを行っていきます。要する時間は一箇所、約5分です。


※難治性の方にはボツリヌストキシンを用いた治療も行っています。
肩こりボトックス(ボツリヌス)注射
肩こりの原因となる筋肉を問診、触診、超音波検査にて同定し、画像で原因箇所をうつしつつ確実にその筋肉にボトックス(ボツリヌストキシン)を注入します。場所によってはコリや痛みの原因となる緊張した筋の繊維がバラけていく様子を、エコー画像を通して確認していただけます。


四十肩(五十肩)

当院では痛みのみの方にはエコーガイド下関節包注入、可動域制限を伴う方にはサイレントマニピュレーション(非観血的肩関節受動術)を中心に治療しています。


四十肩は関節包と呼ばれる肩を囲む組織の炎症・変性が痛みや可動域制限の原因となります。また経過としては一般的に炎症期、凍結期、解凍期に分けられます。
診察ではまず肩の疼痛部位(前面・側面・後面)や痛みの特徴(腕に響く痛みなのかなど)、運動制限の有無・程度、日常生活の不便さなどを確認いたします。また必要時にはMRIにて肩腱板などの状況を評価致します。その後各人の状況に合わせてエコーガイド下関節包注入やサイレントマニピュレーション(非観血的肩関節受動術)を行っていきます。


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炎症期、凍結期、解凍期
炎症期:肩関節は関節包と呼ばれる袋に取り囲まれているのですがその組織に炎症が起こり、肩を動かすと痛みがある時期が炎症期です。
凍結期:炎症期より更に症状が進行し、腫れた関節包がだんだん硬くなり肩の運動制限や著しい痛みを自覚するのが凍結期です。
解凍期:徐々に関節包の炎症や硬さが取れてきて、肩も動かせる様になるのが解凍期です。
サイレントマニピュレーション(非観血的肩関節受動術)
肩周囲に麻酔を効かせ可動域制限を徒手的に改善する比較的新しい施術です。
具体的にはエコーを用いて肩周囲の神経を同定し、そこに麻酔薬を注入します。約15分ほどで肩~肘にかけて麻酔が効いてきた後に医師が肩関節を動かして固くなっている関節包を広げ関節の動きを改善します。その後、エコーガイド下に関節包の炎症を改善する薬を注入して終了となります。
麻酔は部分麻酔の一つである伝達麻酔なので、施術中は基本的に痛みはなくお話が可能な状況です。施術後は歩いて帰宅出来ます。施術後、2~3時間程度麻酔が効いているため帰宅時は三角巾で腕を吊って帰っていただきます。
所要時間は約1時間程度です。

施術実績
約50例(2022年10月〜2023年9月の実績)


腰痛

当院では硬膜外ブロック、エコーガイド下筋膜リリースを中心に治療しています。
腰痛の原因としてぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが疑われる場合は硬膜外ブロックにより原因と考えられる部位の炎症や血流障害を改善することで痛みを緩和いたします。また筋や筋膜由来の腰痛に対しては、エコーガイド下筋膜リリースにて対応いたします。


硬膜外ブロック
開胸や開腹手術時に用いる硬膜外麻酔を外来治療に応用したものが硬膜外ブロック注射になります。外来では手術時に用いる針よりふたまわり程細い針を用いて行います。手順は皮膚の表面に局所麻酔をした後、痛みを引き起こす原因と考えられる神経の近くまで細い針を進め薬液を注入します。ポイントは’‘神経の近くまで’‘というところです。決して神経に針を刺す治療では無いのでご安心を。具体的には神経の手前に硬膜外腔という空間があり、そこに薬を注入して神経まで薬を浸潤させることで痛みを改善する治療法です。ギックリ腰や椎間板ヘルニアなどの辛い腰痛、首~腕にかけての痛みなどに効果を発揮いたします。施術は5~10分で終了し、その後約30分の安静が必要です。

施術実績
約700例(2022年10月〜2023年9月の実績)

首の変形からくる首~腕にかけての痛み

このような範囲の痛みを呈する疾患としては頚椎症性神経根症、頚椎ヘルニアが代表的なものとなり星状神経節ブロック、エコーガイド下筋膜リリース、硬膜外ブロックなどを用いて治療しています。正確な病態把握にはMRIの撮影が必須となりますので検査後に適する治療法を提案いたします。


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頚椎症性神経根症
50代を超えた中高年者に多くみられます。首の骨の並びが加齢や骨粗鬆症によって不規則になり首のいずれかの箇所で神経が圧迫され痛みが出現する疾患です。特徴的な症状は「首を反ると痛い」「首から肩甲骨周囲の違和感」「首から腕に電気が走るような痛み、しびれがある」などで、程度によっては薬が無効な場合もしばしばです。
頚椎ヘルニア
比較的若い方が頸部~腕の痛みを呈した場合に第一に考えられる疾患です。首の骨と骨の間にある椎間板という組織が後方に突出することで神経が圧迫される疾患です。症状は「軽い首の痛み」から「首から肩甲骨周囲の痛み」「寝るのも困難」「首から腕に電気が走るような痛みがあり箸が持てない」など著しい場合もあり、程度によっては日常生活や仕事に支障をきたす場合もしばしばです。
星状神経節ブロック
首の前面には薬液を注入することで顔から後頚部、腕の血流を増やすことが可能なポイントがあります。その部位に針を使って薬液を注入し、頸椎症や頸椎ヘルニアで傷んだ神経や筋肉への血流を増やすことで痛みを和らげるのがこのブロックとなります。このブロックのポイントは‘’ピンポイントに薬を注入すること‘’です。狙った箇所に薬を注入出来ると顔から腕にかけての温感を感じていただけることがしばしばです。施術は約2分で終了しその後約20分の安静が必要です。
硬膜外ブロック
開胸や開腹手術時に用いる硬膜外麻酔を外来治療に応用したものが硬膜外ブロック注射になります。外来では手術時に用いる針よりふたまわり程細い針を用いて行います。手順は皮膚の表面に局所麻酔をした後、痛みを引き起こす原因と考えられる神経の近くまで細い針を進め薬液を注入します。ポイントは’‘神経の近くまで’‘というところです。決して神経に針を刺す治療では無いのでご安心を。具体的には神経の手前に硬膜外腔という空間があり、そこに薬を注入して神経まで薬を浸潤させることで痛みを改善する治療法です。ギックリ腰や椎間板ヘルニアなどの辛い腰痛、首~腕にかけての痛みなどに効果を発揮いたします。施術は5~10分で終了し、その後約30分の安静が必要です。

坐骨神経痛と呼ばれる臀部~下肢にかけての痛み

当院では腰部硬膜外ブロック、エコーガイド下筋膜リリースを中心に治療しています。腰椎椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症などが代表的な疾患となります。この場合、神経が障害されてしまっており、その障害部位を確認するには大腿部の外側、後面・下腿の外側、後面など痛みの箇所を正確に把握するとともに大腿四頭筋やハムストリングなどの麻痺が無いかを確認いたします。併せて神経の障害ですのでMRIの撮影が必須の検査となります。障害部位が明らかになった後、治療に進んでいきます。


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腰椎椎間板ヘルニア
比較的若い方が坐骨神経痛を呈した場合に第一に考えられる疾患です。背中の椎間板という組織が突出することで神経を圧迫することで坐骨神経痛が出現する疾患です。症状は「軽い腰痛」から「寝るのも困難」「座ることが出来ない」「痛みの為に歩き方が不自然」など著しい場合もあり、症状の程度によっては薬が無効な場合もしばしばです。
脊柱菅狭窄症
50代を超えた中高年者に多くみられます。背中の骨の並びが加齢や骨粗鬆症によって不規則になり腰のいずれかの部位で坐骨神経を圧迫することで痛み(坐骨神経痛)が出現する疾患です。特徴的な症状は「腰を反ると痛い」「軽い腰痛」から「歩くと痛みが出る」「腰から足に電気が走るような痛みがでる」など著しい場合もあり、症状の程度によっては薬が無効な場合もしばしばです。
硬膜外ブロック
開胸や開腹手術時に用いる硬膜外麻酔を外来治療に応用したものが硬膜外ブロック注射になります。外来では手術時に用いる針よりふたまわり程細い針を用いて行います。手順は皮膚の表面に局所麻酔をした後、痛みを引き起こす原因と考えられる神経の近くまで細い針を進め薬液を注入します。ポイントは’‘神経の近くまで’‘というところです。決して神経に針を刺す治療では無いのでご安心を。具体的には神経の手前に硬膜外腔という空間があり、そこに薬を注入して神経まで薬を浸潤させることで痛みを改善する治療法です。ギックリ腰や椎間板ヘルニアなどの辛い腰痛、首~腕にかけての痛みなどに効果を発揮いたします。施術は5~10分で終了し、その後約30分の安静が必要です。

代表的なブロック注射の安全性、費用

安全性

施術は細心の注意を払って行いますがそれでも残念ながら偶発症や合併症のリスクをゼロにすることは出来ません。
発症頻度はごく僅かですが考えられるリスクを説明後、納得して頂いたうえで施術を行っていきます。

費用

●エコーガイド下筋膜リリース:自費治療となります。

2箇所 ¥4,400(エコー検査代含む)

詳しくは保険外(自費)価格表をご覧ください。


●エコーガイド下ボトックス(ボツリヌストキシン)注射:自費治療となります。

施術料 ¥3,300(エコー検査代 含む)
50単位 ¥27,500(アラガン社製)
¥23,100(コアトックス)
¥15,400(韓国製)

※通常、片側50単位を要します。


※おすすめ製剤:コアトックス
コアトックスは従来品と比較して同等の効果と安全性を有す一方で打ち続けることで効きにくくなりづらい(≒打つ頻度を過度に気にする必要がない)という特徴を有している薬剤です。
詳細は治療に関するよくある質問の項目を御覧ください。

●ブロック注射:保険診療となります。
3割負担の方の場合

  • 硬膜外ブロック 約¥2,400
  • 星状神経節ブロック 約¥1,000

●サイレントマニピュレーション:保険診療となります。
3割負担の方の場合

  • 約¥7,000

当院からのメッセージ

首、肩、腰の不調で医療施設を受診した際に問診の後、レントゲンを撮影し「骨に異常はありません」と言われ「時間が経てば治ります。痛みがひどい場合は湿布や痛み止めを使って下さい。電気など当てて帰りますか?」と言われ少し悲しい気持ちになったことがある人は多いのではないでしょうか。
首、肩、腰の痛みの原因は筋肉(筋膜)や神経、靭帯や関節にあることが多く、これらが描出されるエコーやMRIは痛みの精査に大変有用な検査機器です。
特にエコーは使いこなせる技術があれば、目には見えない身体の内部の状態を確認しながら診断・治療を行うことができます。
私達は肩こり、四十肩、慢性の腰痛の治療に力を注ぎ、エコーガイド下ハイドロリリースと神経ブロック、サイレントマニピュレーションを軸に加療を行っております。従来の鎮痛薬や鍼・マッサージ・整体などが無効でお困りの方は一度ご相談いただければと思います。
私達の知識・技術がお役にたてるかもしれません。

治療に関するよくある質問

トリガーポイント注射と筋膜リリース(ハイドロリリース)の違いは?
トリガーポイント注射というのは患者さんが痛いという箇所に麻酔薬を注射する治療法です。一般的にエコーを用いることはありませんので針先の位置や薬液の広がりを目で見て確認することはしません。一方ハイドロリリースは痛みの原因と考えられる筋膜や靭帯にエコーを用いて薬液を注入します。
ハイドロリリースや神経ブロックの注射頻度は?
患者さんの症状の程度によりますが当院では初回から数回は週1回程度受けて頂き症状の改善具合を確認して頂いております。その後は症状が辛い時に適宜で良いと考えております。
ハイドロリリースや神経ブロック注射を受ける際の注意点
生活習慣から生まれる様々な痛みは治療で一時的に改善しても生活習慣を改めないと再発する恐れがあります。そのため施術終了後に各人に適する簡単なストレッチ法をお伝えさせて頂くことがあります。
ハイドロリリース施術時の痛みは?
針の痛みは気にならない程度の様です。薬液を注入する際に痛い部位が内部から盛り上がる様な感じを受ける方が多いです。
ハイドロリリースで使う薬液はなんですか?
生理食塩水や生理食塩水に局所麻酔薬を混ぜている施設が多いと思いますが当院では重炭酸リンゲル液を使っています。その理由は薬液を注入する際の痛みが生理食塩水に比して明らかに少ないからです。(この事実は文献でも示されています。)
ハイドロリリースを受ける上での注意点は?
正しい位置に薬液が注入されないと筋肉内に余分な圧がかかって一時的に痛みや張りが増強してしまう場合があります。その他稀ですが注射部位の内出血、腫れを起こすことがあります。
ハイドロリリースの効果は?
効果や持続時間は個人差があります。肩こりや四十肩でクリニックに来院される方は比較的程度が重い方が多いため効果の判定に数回の施術を要する場合もございます。
ボトックス注射を繰り返しやっていると効かなくなると聞いたことがあります。繰り返しやらないほうがいいでしょうか?
多くのボツリヌス菌毒素製剤の中には複合タンパク質という物質が含まれています。ボツリヌス菌毒素製剤を繰り返し使用することで効きにくくなってしまうとしばしば言われますがその要因の一つがこの「複合タンパク質」なのです。
生涯でどれくらいの量を使うと抗体が出来るかは個人差によりますが一度抗体ができてしまうとその後は効果を求めるのが困難になってしまいます。
当院で採用しているコアトックスは複合タンパク質を除去した製剤ですので耐性発生率を低減します。
サイレントマニピュレーションの適応となる人は?
四十肩で肩の動く範囲(可動域)の制限が強く、腕を上げるのが大変な方。肩の可動域制限がリハビリなどの理学療法で改善しないでお困りな方。
サイレントマニピュレーションの所要時間
外来滞在時間は1時間ほどです。予約制になります。
具体的には麻酔処置に15分程度、麻酔の効果発現に15分程度、マニピュレーション施術に15分程度、エコー下リリースに15分程度です。
サイレントマニピュレーション時に行う麻酔方法について教えて下さい。
エコーを用いることで肩~腕にいく神経を画面に描出することが出来ます。そこに針を用いて麻酔を浸潤させる麻酔法を腕神経叢ブロックと言いますが、その麻酔法を用いて施術を行っていきます。サイレントマニピュレーションの他、肩の手術で行うこともしばしばです(薬液の濃度や量が異なりますが)。
サイレントマニピュレーションを受ける際の注意点
施術後は2~3時間程度麻酔が効いているため帰宅時は三角巾で腕を吊って帰っていただきます。
施術後の再診は?
施術後3日目に一度状態を確認させていただきます。
硬膜外ブロックを受ける際の注意点は?
血液をサラサラさせるような薬を内服している方は施術を受けられません。
硬膜外ブロック施術時の痛みは?
針を用いる施術なので全く痛くないわけではありませんが余程注射が苦手な方以外は普通に受けていただけると思います。当院の担当医は年に700例程の施術を行っておりますので不安時はご相談下さい。
硬膜外ブロックの効果は?
効果や持続時間は個人差があります。ぎっくり腰であれば数回の治療でかなり良くなることが期待できる一方で、痛みの強い椎間板ヘルニアや頚椎症であれば複数回の治療が必要になります。
椎間板ヘルニアで手術が必要と言われましたが硬膜外ブロック治療は可能ですか?
手術回避のために来院される方も多くいらっしゃいます。状況により最善の治療法を提案しますので一度ご相談をいただければと思います。
硬膜外ブロックを受ける場合、理想的な施術頻度や回数の制限はありますか?
施術頻度はお悩みの症状によりますので診察後に説明させていただきます。またブロック治療は内臓や骨に影響があるわけではないので施術回数の制限はございません。
診療時間 日/祝
9:30~12:30(受付9:15~)
15:00~18:20(受付14:45~)
  • 土曜は10:00~14:50(受付9:45~)
  • 皮膚科月・火・水・木・金・土 
    ペインクリニック火・金・土

いしいクリニック築地

ご予約・お問合せ TEL:03-3541-2141

  • ※手術と美容皮膚科、ペインクリニック領域に関する御相談は予約が可能です。