手足口病
手足口病
夏風邪の一種と言われており発熱と供に手のひらや足の裏、おしりや下肢に赤い楕円形の水疱疹が出現するのが特徴です。年齢的には6ヶ月~5歳児に後発しますがそれ以外の年齢層でも罹患します。近年の手足口病は症状が多彩で発熱に関してはほとんど認められない場合もあれば高熱を伴うケースもあります。治療に関しては特別なものはなく対処療法となります。重症化する例も無いわけではありませんがごくわずかです。
大人が感染すると歩くのが困難な程の足底の痛みを呈する場合もあります。
手足口病と鑑別を有する疾患
- 水痘
この場合は発疹が体幹を中心に頭髪部位にも現れますが手足口病は四肢が中心です。 - おむつ皮膚炎
夏に臀部の皮疹を見たら四肢も確認する必要があります。 - 虫刺され
手足口病の初期段階と鑑別が困難な場合がありますので確定できない場合には数日後に再診をお願いしています。