手あれ
手湿疹
水仕事など手をよく使う作業をする方に出来やすいのが特徴です。作業により手の保湿成分が洗い流されることで発症すると考えられています。繰り返すのでうまくコントロールすることがポイントでこの点を加味しつつ加療していきます。
詳細に関しては手湿疹のページをご覧下さい。
汗疱
外来では手のひらや足の裏に突然小水泡ができ、すごく痒くなってしまったということで受診される方が多い様ですが実は様々なタイプがあり水泡のみのものの他、皮向けが目立ち水泡はあまり確認できないもの、赤みが顕著なものなどです。食事の内容物や添加物・歯科治療の際の金属・タバコの煙が体内に入ることで発症されると言われておりますが今現在はっきりしたことはわかっておりません。外見上白癬菌感染と鑑別が必要な場合も多々あり診断には顕微鏡検査が必要なこともあります。治療はステロイド外用薬を数日間外用することが有効ですが容易に再発するため外来では再発予防を含めお話させて頂きます。
掌蹠膿疱症
掌蹠に水泡性の膿疱を生じる疾患です。また時々関節痛も呈することがあるため注意が必要です。喫煙などの生活習慣との関連性も指摘されておりその辺りも加味しつつ加療していきます。
手白癬
白癬菌が手に寄生した状態です。診断には顕微鏡検査が不可欠です。治療は抗真菌薬の外用となります。外来では治療必要期間と正しい外用方法を含めお話させて頂きます。
手足口病
手湿疹や水いぼと勘違いされることが多い疾患です。近年では手のひらや足の裏以外にも腕全体、足全体に水泡が形成されるタイプも認められます。
詳細に関しては手足口病のページをご覧下さい。
皮膚悪性腫瘍
文字どうり皮膚の悪性腫瘍です。他院で湿疹と言われステロイド外用薬を長期使用していたが改善せず検査をしたらボーエン病だったという症例を今まで数例経験しました。痒みがほとんど無く外用剤を使用しても改善しない様な湿疹には注意が必要です。