身体のあらゆる場所が同時に痒い
乾燥によるかゆみ
9月頃から患者さんの数が急増します。
乾燥肌が基本にあり服の刺激やお風呂でのナイロンタオル使用の刺激により皮膚のバリア機能が崩壊し湿疹に至るようです。
ステロイドの外用薬で治療し保湿剤で予防を行います。
詳細に関しては乾燥性皮膚炎のページをご覧下さい。
アトピー性皮膚炎
近年では皮膚のバリア機能が低下しアレルギーになりやすい体質となり発症すると言われてます。その為アトピーの患者さんの治療では湿疹の治療と供に日常生活でのスキンケアが非常に大事となります。
外来では外用薬を使用するうえでの注意点・皮膚を良い状態に保つ為の日常生活のポイント・症状の今後の見通しを中心にオリジナルのパンフレットを用いてお話させて頂きます。
薬を塗っている時は良いがやめると症状が再燃してしまう方・治療の見通しがたっていない方などは御相談下さい。
アトピー性皮膚炎はしっかりとした検査と適切な治療を行えば完治とはいきませんが良い状態を維持できる疾患です。
詳細に関してはアトピー性皮膚炎(成人)、アトピー性皮膚炎(小児)のページをご覧下さい。
汗疹(あせも)に関して
汗疹は6月~9月にかけて急増します。子供に多い印象がありますが実は大人にもしばしば見受けられます。汗疹はとびひなどの原因となりますので注意が必要です。当院では治療薬と供に再発予防のためのお薬も処方いたします。
詳細に関しては汗疹(あせも)のページをご覧下さい。
蕁麻疹
皮膚の内部から起こる発疹なため内服薬は欠かせません。
またいつか治ると思い症状を放置しておくと慢性蕁麻疹となり数年もしくは一生内服が必要な状態になってしまうこともしばしばです。
そのため蕁麻疹は早期診断、早期治療が必要な疾患です。
詳細に関しては蕁麻疹のページをご覧下さい。
花粉症性皮膚炎
もともと花粉症をお持ちの方に多いのですが花粉が顔などの露出部に接触することでかぶれを起こし痒みを引き起こす疾患のことです。
多くの場合採血により診断することが可能ですので季節の変わり目に皮膚トラブルが起こる方は考慮しても良いかもしれません。
虫刺され
放置すると痒疹というたちの悪い湿疹に変化するため早期治療が重要です。
また頻度はそんなに多くありませんが蚊刺過敏症という予後の悪い病気も含まれておりますので注意が必要です。
各種かぶれ
木々やシップ・ゴム手袋・ネックレスなどでかぶれている方をしばしば認めます。
数日間のステロイド薬の外用が有効です。
痒疹
湿疹がいつまでも治らずかなり強い痒みを呈するのが特徴です。
治療においては薬を塗るタイミング・塗る量とちょっとした生活習慣の改善が大変重要なのでその点を踏まえて加療を行います。
尋常性乾癬
聞きなれない疾患かも知れませんが1日100人位の外来を行っていると月に数人お見かけします。残念ながら今のところ根本的な治療はございませんが外用や内服・紫外線治療を組み合わせることにより皮膚の状態を良い状態に保つことは可能です。
体の様々な部位に湿疹が認められる方の中にこの様な疾患が混在しておりますので注意が必要です。
詳細に関しては尋常性乾癬のページをご覧下さい。